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大腸は食べ物の最終処理をする消化管で、主に水分を吸収します。長さは約1.8mで盲腸から直腸までを言います。この部位に悪性腫瘍が発生した場合に大腸がんと呼びます。
大腸がんは食事の欧米化などにより、日本でも近年急速に増えていて、胃がんを追い抜くのは時間の問題といわれています。日本人ではS状結腸と直腸に多発します。発生の頻度は男性、女性ともに同じで、60代がいちばん多く、70代、50代と続きます。若い方の大腸がんでは遺伝的な素因もあるようです。
大腸がんの発生原因はまだ明らかになっていませんが、疫学を中心とした研究から、大腸がんの発生は欧米食の特徴である高蛋白、高脂肪かつ低繊維成分の食事の関係にあり、生活習慣が強く関係していることが明らかになっています。また大腸がんは、直接粘膜からがんが発生するものと、大腸ポリープからがんが発生するものが考えられています。
大腸がんの遺伝的要因の明らかなものには家族性大腸ポリポーシスと遺伝性非ポリポーシスがあります。
大腸がんの症状ですが、早期ではほとんど自覚症状はなく、検診や人間ドッグなどの便潜血検査で見つかることがほとんどです。進行した大腸がんでは、腫瘍の大きさや存在部位で症状が違ってきますが、腹痛や腹部の違和感、腹部のしこり貧血、便が細くなる、残便感、便秘と下痢を繰り返す腸閉塞などがあります。
また直腸がんの場合、肛門に近いので、痔と間違えられるような出血があり、痔と思われて放置されることもあります。
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