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FTD燃料とは、フィッシャー・トロプシュ反応によって製造される軽油と似た成分を持つ合成液体燃料のことで、天然ガス、石炭、バイオマスといった様々なエネルギー資源から燃料を作り出すことができます。『軽油』に代わる次世代燃料として期待されています。
さらに、「スス」の原因となっている粒子状物質を、軽油に比べておよそ半分、炭化水素や一酸化炭素を約20%低減することができるといいます。FTD燃料は、『スス』の原因である硫黄分やアロマ分といった不純物をほとんど含まないため『スス』がほとんど排出されないようです。通常、排気ガス中に含まれる一酸化炭素や硫黄酸化物が排出されることがないために、公害化の低減が望めます。
FTD燃料は、最近、技術力が上がり製造のコストが下がったことやFTD燃料を作る工場の規模が拡大したことで注目を集めています。南アフリカ、マレーシア、カタールなどでは1日に3万バレルほど製造されているし、2010年にはカタールに14万バレルを製造できる大規模な工場が稼動する予定となっています。
またヨーロッパではディーゼル車が人気があるので、ギリシャやドイツなどでは軽油にFTD燃料を混ぜた「プレミアム軽油」として販売されています。そして日本では、交通研を中心に、「FTD燃料」の使用に向けて開発が進められています。
「FTD燃料」は、含まれる成分が軽油に似ていることから、車両やガソリンスタンドを変えなくても、既存のインフラを使うことができるという利点がありますが、現段階では、精製にコストがかかるため、価格は軽油より少し割高になることが予想されています。
昭和シェルでは「エコ灯油」と名づけて、2004年からテスト販売を開始しています。普通の「灯油」の3割増しで販売されていいますが、評判はなかなかよいようです。その理由は灯油に比べて、匂いがなく液体自体もサラサラしていてベタつきもありません。これらの点で評判がよく、リピーターが多いみたいですね。
まだまだ実験段階ですが、これが完全に実用化されれば、健康に優しく、原油高に悩まされてるこの昨今でエネルギーの救世主となりそうでね。
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